術後見え方の精度を追求したプレミアム白内障手術
ハイスペックなレンズ機能を発揮する為には高精度な手術が 不可欠です
白内障の症状と今までの手術方法
白内障は、レンズの役割を果たす「水晶体」が濁る目の疾患です。
視界が白っぽくくすんで見えます。
多くの場合50歳ごろから、アトピー皮膚炎や強度近視の人では若いうちから起こる目の変化といえるでしょう。治療は手術しかなく、今までは100%執刀医の手による白内障手術が行われてきました。
<手術の流れ(執刀医)>
レーザー白内障手術
患者さんに合わせた手術プランニングと手術工程の一部をコンピューターで制御し安全に手術を行うことが出来ます。
当院では、白内障手術ナビゲーターのARGOSとフェムトセカンドレーザーのLENSX・術中波面収差解析システム ORAの連動により、より安全で精密な白内障手術をご提供します。
患者様は、超音波吸引による目の負担を軽減でき、より安全で精密な手術が受けられます。
正確な前嚢切開と正確なレンズ移植が可能になったことで、各眼内レンズの性能を最大限に享受できるようになります。
ARGOSとORA
- ARGOSは、術前に患者様の目を精密に解析し、多焦点レンズや乱視用レンズの度数決定、個々の患者様に最適な切開位置の調整等、理想的な手術をプランニングします。
- LENSXはARGOSがプランニングしたデータを読み込み、設定したプラン通りに角膜切開、前嚢切開、水晶体分割を行います。
最後に、執刀医が顕微鏡下のモニター上に表示された、眼内レンズの中心固定位置や乱視軸のガイドに沿って眼内レンズを挿入することで、理想的な手術が完結します。
手術の流れ (通常白内障手術とレーザー白内障手術との比較)
術中IOL度数計算 ORA™ with VerifEye Lynk™
当院にて導入したVerifEye Lynkは、従来のORA機能の強化に加えARGOSイメージガイドシステムとのデータ共有が可能となり、ARGOSのイメージ画像から眼球回旋を考慮したORAでの術中検証を実現させることにより、更なる手術精度の向上が期待できます。
ARGOSシステムにより最適な眼内レンズ度数および固定位置を設定していますが、手術操作を行うことによる目の変化により、術前設定との間に誤差が生じることが有ります。
ORAシステムは切開や水晶体除去等の手術操作により発生した誤差を手術中に再度解析・補正を行い、改めて適切なレンズ度数・固定位置を提案します。
特にLASIKなど屈折矯正手術後の患者様には、有効です。
2020年に行われた白内障屈折矯正手術総会にて当院の理事長が、LASIK後の患者様の白内障手術の際に、術前の検査データから算出したIOL度数と術中にORAで測定したIOL度数を比較して使用することで精度が向上した事を報告しました。
http://www.c-linkage.co.jp/jscrs35/doc/35JSCRS_program_jp.pdf
フェムトセカンドレーザー白内障手術費用
全額自費診療となります。
多焦点眼内レンズ | 片眼 462,000円~800,000円(税込) |
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単焦点眼内レンズ (希望者に限る) | 片眼 330,000円(税込) |
乱視用単焦点眼内レンズ (希望者に限る) | 片眼 352,000円(税込) |
原則的に、多焦点眼内レンズを使用される方はレーザー白内障手術となります。