当院にて導入したVerifEye Lynkは、従来のORA機能の強化に加えARGOSイメージガイドシステムとのデータ共有が可能となり、ARGOSのイメージ画像から眼球回旋を考慮したORAでの術中検証を実現させることにより、更なる手術精度の向上が期待できます。
ARGOSシステムにより適切な眼内レンズ度数および固定位置を設定していますが、手術操作を行うことによる目の変化により、術前設定との間に誤差が生じることが有ります。
ORAシステムは切開や水晶体除去等の手術操作により発生した誤差を手術中に再度解析・補正を行い、改めて適切なレンズ度数・固定位置を提案します。
特にLASIKなど屈折矯正手術後の患者様には、有効です。
2020年に行われた白内障屈折矯正手術総会にて当院の理事長が、LASIK後の患者様の白内障手術の際に、術前の検査データから算出したIOL度数と術中にORAで測定したIOL度数を比較して使用することで精度が向上した事を報告しました。
http://www.c-linkage.co.jp/jscrs35/doc/35JSCRS_program_jp.pdf