::翼状片とは
翼状片とは、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、目頭(めがしら)の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡で自分の目をみれば一目瞭然なので、「白目の一部が黒目に伸びてきた」というような症状で受診される人がほとんどです。しばしば両目に起こります。原因は不明ですが、高齢者に多く病気の発生には紫外線が関係しているといわれています。進行して瞳孔(黒目)にかかってくると視力の障害が起こります。
翼状片の治療
翼状片自体は悪性の組織ではなく、症状がなければ放置しても問題はないのですが、充血や異物感が強くなってくれば点眼などの治療を行います。根本治療には手術が必要です。ただし、手術を行っても再発することもあり、年が若いほどその傾向があります
偽翼状片
目の外傷・熱傷・化学眼外傷・角膜潰瘍などの回復過程で、翼状片に似た病状が出現することがあります。これを偽翼状片と呼びます。治療は翼状片に準じて行われます。
出典 日本眼科学会「目の病気」より
::結膜下出血とは
結膜下出血とは、自覚症状はないのに周りの人から「目が真っ赤だよ。どうしたの?」と言われて、鏡で見たら白目の部分がべったりと血で真っ赤になっていることがあります。
白目(結膜)の細かい血管が何らかの原因で破れて、出血した血液が膜の中に溜まっているために白め部分が真っ赤に血で染まります。見た目に驚きますが、ほとんどの場合心配はなく、出血は1〜2週間程度(強いもので2〜3ヶ月程度)で自然に吸収され治癒します。

出血の程度は部分的なものから白目全体に及ぶものまで様々です。出血した血液は、重力によって次第に白目の下のほうに溜まり、その後時間とともに徐々に吸収されていきます。
蒸しタオルで温めると、血液の吸収が促進できます。
出血の症状が止まらないときは、止血のために結膜下注射をおこなうこともあります。
これは、点眼で麻酔した後に結膜に薬液を注射します。
気をつけたい結膜下出血
●眼外傷をうけた場合・・・ボールや転倒などで眼球の最も弱い部分が外傷をうけたときなど
(穿孔性眼外傷)はすぐに治療が必要です。受診時には外傷を受けたときの状況を
詳しく伝えてください。
●痛みやかゆみ、目やにを伴う場合
●ひんぱんに繰り返す場合・・・糖尿病、高血圧、血管や血液の異常がないかをしらべてもらいましょ
う。
●熱を伴う場合
多くの場合、結膜下出血は放置しておいても構いません。しかし、上記の場合は、自分の症状をしっかりと眼科医に伝えアドバイ
スをうけましょう。
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